デザイナーの思考回路はエンジニアのそれとは異なるという。
実際どうなのか、書籍を読んでみたいと思ったときにふと手にした本がこれだった。
美しいデザイン 7人の女性アートディレクター―その視点と考え
十人十色で、デザインを志した理由、自分スタイルを発見したこと、今後の目的、今までどう考えてきたかが記されている。
共通する事は、10代までに「これだ!」と思うデザイナーやデザインとの出会いがあったこと。そして、美術系の大学に進んだり、その道の専門的な勉強をしていることが多いということ。デッサンはもちろん基本的な技術は全てあるということだ。
定番パタンについて考える事はなかったけど、ある事自体がその人のブランドにもなるんだなと思った。それ自体が広告として一人歩きするんだろう。あ、これ前にも観た事あるよ!同じかー、じゃなくてその気持ち自体、作られてる事が重要なんじゃないかなと。
こう考えて行くと20代までにどのような環境で生きてきたかもすごく大事。もちろん、その後どのようなキャリアを積んで、その中でどのような考え方、仕事スタイルが創られていくのかも含めて。
どの人もすごくステキな考えをしていて、できれば会ってみたいと思ったんだけど、どうすればそんなキラキラした女性になれるんだろう。いくつも引っかかる言葉はあったけれど、あえて欲しい考えを一つだけ挙げるとしたら・・・
定着した時の世界観をイメージしながら、同時にロジックを考えられる〔p154〕
私が今後したいなと思うときに土台がないので、仕事に対して、外から考え方を輸入しなきゃいけない。私も、それが実際に使われてると考えた時の違和感は割とすぐ感じるほうだが、その上でロジックを組み立てられるかといえば、そうではないので、頭を鍛えて行こうなんだぜ。
about
美しいデザイン 7人の女性アートディレクター―その視点と考え
ペンライト