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『視覚マーケティングのススメ』

引用と気づき

  • デザインってコミュニケーション
  • 食べる事とデザインはとても共通点が多い。
  • 一度体験してもらう(購買してもらう)とその魅力に取り異なり、もっともっと上質な者をと、常に顧客から求められる存在になる。
  • ターゲットは絞ってトンマナを選ぶこと
    →絞らなければ誰にも刺さらない
  • 価格を上げたければ、今ターゲットにしている市場とは別の市場にアプローチをかけていく
  • 視覚マーケティングの戦略は、お客さんが商品を見た瞬間に「探し物はこれだった」と言ってもらうための戦略
  • デザインとは投資である
  • 顧客のニーズを知り、そのクラスやタイプを把握する
  • 古い文体を使うと、そのまま、古い印象を与える
  • つかむデザインと引くデザイン
    → いずれの場合も、ホワイトスペースとの兼ね合いが重要
    → その広告に期待する効果を決めておく
  • 企業のビジュアルマネジメント担当としてのChief Creative Officer (CCO)が現れるだろう(2008時点はない)
    zyngaでCCO など、現在では職がある!

 

  • デザインでブランディング強化
  • デザインでインパクトのあるアドバタイジング
  • デザインで効果的なプロモーション
  • 地道にブランディングしておくことで、アドバタイジングとプロモーションの効果は、数倍〜数十倍にも
  • ブランディングしたらプロモーションも忘れずに
  • コミュニケーションのスピードは早ければ早い程いいので、それを視覚で実現する
    → 今のイメージを壊さずに新しい顧客に向けてブランドを格上げしたいのであれば、デザインを見直して、余白と文字組、ホワイトスペースとタイポグラフィーにこだわって投資してみる

デザインセンスを磨く5つのポイント

  1. 文字
    ・最低限「明朝体」と「ゴシック」を意識する。
    ・安易に無料のフォントを選択しない。
  2. レイアウト
    ・デザインとは、意図や意匠であり配置や設計のことを意味しています。
    ・整理されてみやすいレイアウトの特徴は、ディレクトリの整理がきちんとできていること。
    ・ジョブズのプレゼンの秘訣10か条より
    第5条 忘れられない瞬間を演出する
    第6条 視覚に訴えるスライドを用意する
    第7条 1つのショーとして見せる
  3. 配色
    ・何かが良かったからといって、そのまま転用しない
    ・伝えたいイメージで考える。
    ・ポップなのと格式高いのと、色合いは真逆
  4. トーン&マナー
    ・雰囲気や世界観の演出
  5. コピー
    ・デザインとの融合が大事
    ・デザインとかぶってはいけない。
    例)いちごの画像を使うのであれば、コピーは「おいしいいちご」でなく「至福の一粒」など。

デザインとは、今のあなたに足りないものを補って、強くあなたの背中をおしてくれる、力強いパートナーであり、あなたにとっての”戦友”なのです。

感想

最近、仕事でサイトを作らなきゃいけなくて、色々読み直してた中の一冊。こういう考えを忘れちゃいけないと思った。その場でパッと使えるレベルで頭の中に入れておきたい。まだ武器として機能するほど身にしみてなかったことに気づけて良かった。

そのアイデアが日本にないからといって、流行らないわけではない。
ただ、そこにないだけなのかもしれないのだから。

紹介した本

視覚マーケティングのススメ (アスカビジネス)
ウジ トモコ

4756911994
クロスメディア・パブリッシング 2008-05-14
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