カテゴリー別アーカイブ: books

『SCHOOL OF GRAPHIC DESIGN』を読んで反省して、でもデザイン好きだと思う。

さ・て・と、今日も飲み会だったのに、
図書館に返却しなきゃいけないしなぁと思って、深夜の読書タイム。

『スクールオブデザイン』です。
デザインと仕事、108のコツ、というキャッチに惹かれて、
手に取ってしまいました。緊張しそうだけど、本物のデザイナーの方と
一度お話してみたい。。。

QUOTE & NOTE

007
感覚的に選んだら、
論理的に証明する。
論理的に選んだら、
感覚的に判断する。

これはすごくわかる気がする。
自分の中に感覚と論理は内在すると思ってるので、
使い分けて自分と対話していけば少しレベルが上がるかもだね。

全てを引用するのもいかんので、
まとめてみたのがこちら。

  • 写真の構造は知れば知る程良い。
  • 歴史を知る事で自分の中にストックを貯める
  • 時にはコピーにも真剣になる
  • ある程度自分の中でフォントの行間の基準を掴むために、
    好きなフォントで文字を組んでみるといい。
    「級数x1.6」など自分の中で基準を作ると作業がはかどる。
  • デッサンは「観察力」と「客観力」を高めるために行う
  • 字詰めはかならずモノクロレーザーで出力して確認する

私もコピーを書く事自体が増えてきたわけですが、
どうしてもこの文字を使いたいとか、
幅をこうしたいから、とかで文章をいじったこともあります。

文字組は、見た目を優先し過ぎて、読みづらいものも作って
しまったこともあるので、ここは反省。

「読みやすさ」を減らしてまで、それは優先することなん?
と自分に問いかけるようにしよう、うん。

026
文字組みのコツは、一言で終わる。
いいものを見るしかない。

なんていうか、よくわかんないけど、ある程度の数をこなさないと越えられない壁というものがあって、それが今なのかもしれないなと思った。とりあえず名刺のデザインでも片っ端からしてみようかな…

066
有名な人たちの名刺は
どれも、シンプルだった。

078
日本は識字率が高いので、
文字を使った広告が多い。

逆に海外は、識字率が低い場合、笑いに焦点を絞る事もあるそうです。
盲目的に真似てはならんのです。

よくよく考えると相反しそうな考えですね。
シンプルなものは、漢字だけのものが多かったので…

最後に、がつんと来た本気の言葉を引用しましょうか。

簡単に諦めない。
器用にこなさない。
楽をしようとしない。
強気でいく。

本当にもう、
これ以上できないのか、
と常に考える

私、器用だから割と小技が増えて行くんですけど、それって良くないね。
デザインとか参考にするし、本質のほうをとらえようとしているつもりでも
猿真似だなぁとか、自分のアイデア枯渇してるなぁ、とか。

自分らしさってなんぞ?とか思うもの。

ともかく、いいものいっぱい見て、自分のなかにストックを貯めるのを
心がけるようにしよう、これからも。

ある程度時間をかければいいものを作れると思っていた事もあるけど、
逆に制約をつけることの大切さもわかってきました。
この本でところどころ出てくるイラレ&フォトショよりもMacだろ!って
流れに関して、Macでどのデザインソフトを使えば業務が効率化するのか
分からない…どのソフトのことだろう…

ぐぬぬ。ま、ともかくだ。コツはない。

THIS BOOK

スクール・オブ・グラフィックデザイン―デザインと仕事、108のコツ。
スクール・オブ・グラフィックデザイン―デザインと仕事、108のコツ。

『視覚マーケティングのススメ』

引用と気づき

  • デザインってコミュニケーション
  • 食べる事とデザインはとても共通点が多い。
  • 一度体験してもらう(購買してもらう)とその魅力に取り異なり、もっともっと上質な者をと、常に顧客から求められる存在になる。
  • ターゲットは絞ってトンマナを選ぶこと
    →絞らなければ誰にも刺さらない
  • 価格を上げたければ、今ターゲットにしている市場とは別の市場にアプローチをかけていく
  • 視覚マーケティングの戦略は、お客さんが商品を見た瞬間に「探し物はこれだった」と言ってもらうための戦略
  • デザインとは投資である
  • 顧客のニーズを知り、そのクラスやタイプを把握する
  • 古い文体を使うと、そのまま、古い印象を与える
  • つかむデザインと引くデザイン
    → いずれの場合も、ホワイトスペースとの兼ね合いが重要
    → その広告に期待する効果を決めておく
  • 企業のビジュアルマネジメント担当としてのChief Creative Officer (CCO)が現れるだろう(2008時点はない)
    zyngaでCCO など、現在では職がある!

 

  • デザインでブランディング強化
  • デザインでインパクトのあるアドバタイジング
  • デザインで効果的なプロモーション
  • 地道にブランディングしておくことで、アドバタイジングとプロモーションの効果は、数倍〜数十倍にも
  • ブランディングしたらプロモーションも忘れずに
  • コミュニケーションのスピードは早ければ早い程いいので、それを視覚で実現する
    → 今のイメージを壊さずに新しい顧客に向けてブランドを格上げしたいのであれば、デザインを見直して、余白と文字組、ホワイトスペースとタイポグラフィーにこだわって投資してみる

デザインセンスを磨く5つのポイント

  1. 文字
    ・最低限「明朝体」と「ゴシック」を意識する。
    ・安易に無料のフォントを選択しない。
  2. レイアウト
    ・デザインとは、意図や意匠であり配置や設計のことを意味しています。
    ・整理されてみやすいレイアウトの特徴は、ディレクトリの整理がきちんとできていること。
    ・ジョブズのプレゼンの秘訣10か条より
    第5条 忘れられない瞬間を演出する
    第6条 視覚に訴えるスライドを用意する
    第7条 1つのショーとして見せる
  3. 配色
    ・何かが良かったからといって、そのまま転用しない
    ・伝えたいイメージで考える。
    ・ポップなのと格式高いのと、色合いは真逆
  4. トーン&マナー
    ・雰囲気や世界観の演出
  5. コピー
    ・デザインとの融合が大事
    ・デザインとかぶってはいけない。
    例)いちごの画像を使うのであれば、コピーは「おいしいいちご」でなく「至福の一粒」など。

デザインとは、今のあなたに足りないものを補って、強くあなたの背中をおしてくれる、力強いパートナーであり、あなたにとっての”戦友”なのです。

感想

最近、仕事でサイトを作らなきゃいけなくて、色々読み直してた中の一冊。こういう考えを忘れちゃいけないと思った。その場でパッと使えるレベルで頭の中に入れておきたい。まだ武器として機能するほど身にしみてなかったことに気づけて良かった。

そのアイデアが日本にないからといって、流行らないわけではない。
ただ、そこにないだけなのかもしれないのだから。

紹介した本

視覚マーケティングのススメ (アスカビジネス)
ウジ トモコ

4756911994
クロスメディア・パブリッシング 2008-05-14
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『美しいデザイン 7人の女性アートディレクター―その視点と考え』

デザイナーの思考回路はエンジニアのそれとは異なるという。
実際どうなのか、書籍を読んでみたいと思ったときにふと手にした本がこれだった。

美しいデザイン 7人の女性アートディレクター―その視点と考え

十人十色で、デザインを志した理由、自分スタイルを発見したこと、今後の目的、今までどう考えてきたかが記されている。

共通する事は、10代までに「これだ!」と思うデザイナーやデザインとの出会いがあったこと。そして、美術系の大学に進んだり、その道の専門的な勉強をしていることが多いということ。デッサンはもちろん基本的な技術は全てあるということだ。

定番パタンについて考える事はなかったけど、ある事自体がその人のブランドにもなるんだなと思った。それ自体が広告として一人歩きするんだろう。あ、これ前にも観た事あるよ!同じかー、じゃなくてその気持ち自体、作られてる事が重要なんじゃないかなと。

こう考えて行くと20代までにどのような環境で生きてきたかもすごく大事。もちろん、その後どのようなキャリアを積んで、その中でどのような考え方、仕事スタイルが創られていくのかも含めて。

どの人もすごくステキな考えをしていて、できれば会ってみたいと思ったんだけど、どうすればそんなキラキラした女性になれるんだろう。いくつも引っかかる言葉はあったけれど、あえて欲しい考えを一つだけ挙げるとしたら・・・

定着した時の世界観をイメージしながら、同時にロジックを考えられる〔p154〕

私が今後したいなと思うときに土台がないので、仕事に対して、外から考え方を輸入しなきゃいけない。私も、それが実際に使われてると考えた時の違和感は割とすぐ感じるほうだが、その上でロジックを組み立てられるかといえば、そうではないので、頭を鍛えて行こうなんだぜ。

about

美しいデザイン 7人の女性アートディレクター―その視点と考え
ペンライト

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誠文堂新光社 2010-04
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2012.07.09 go to the bookstore

Design

B008BTYT2W

+DESIGNING (プラスデザイニング) 2012年 08月号 [雑誌]

マイナビ
2012-06-27

Design上達のヒントとして、QandAと第一線で活躍してるデザイナーの話が中心。

印象的だった点

  • 構図について
    – 各コンテンツに優先順位をつけて、ボリュームの調整をする
    – ホワイトスペースにも留意する
  • 本や雑誌から学ぶとき
    – レイアウトの構成エレメントに注意する
    – 見出しのサイズ、位置、写真のボリュームを見て、そこにある秩序を感じ取る
    – 全体の流れを何で作っているか感じ取る
    – 達人は、文字数が多くてもホワイトスペースを創りだしている
  • デッサン力の上げ方
    – 数をこなすこと
    – “対象をよく観察する→別のスペースで書く→わからなくなったら見に行く”というステップを踏む事が大事。ただ目の前にあるものを詳細に描いても力は身に付かない
    – 色鉛筆での模写が有効
    – デッサン力は空間を把握する力も含むので、ことあるごとに意識する
  • ZINE(作品を自費出版すること)
    Here is ZINE Tokyo #5 というイベント

一回、プロの方の講義というか、Designの捉え方を伺いたいなと思った。
あとは、ひたすら実践が大事ですね。
質の前に量が大事なのは、どの業界も一緒な気がする。

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idea (アイデア) 2012年 07月号 [雑誌]

誠文堂新光社
2012-06-08

デザイナーの作品集
やっぱし。ミックステキスチャというか、素材の混合が気になる。面白くて仕方ない。
書店にもたくさん並んでたけど、今回はこれだけ。

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Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2012年 07月号 [雑誌]

マガジンハウス
2012-06-08

雑貨屋さんの特集だったので読んだ。全国各地のご紹介だったので旅がしたくなった。
経験やコンセプトを売るサービスが徐々に来てるのがやっぱり気になる。

気になったお店集

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デザインノートNO.43 (特大号 付録つき) (SEIBUNDO Mook)

デザインノート編集部
誠文堂新光社
2012-05-26

印象的だった点

佐藤可士和流クリエイティブシンキング

ブランディングする時は、長所を世間の関心のハードルを越えるぐらいピカピカに磨くことが大事
=> 人々の関心が集まり、短所が薄れる/必ず短所はあるものなので向ける必要は無い

GRID上でコンテンツを配置し全体のレイアウトを揃える

『Designの組み方』

教科書的な意味合いは薄いかもしれないけど触発されるところもある。

Community

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スペクテイター〈25号〉

エディトリアル・デパートメント
幻冬舎
2012-06-07

これからのコミュニティという題だったので、手に取った。
震災以降の人と人とのつながり、強さは今後も追って行きたい。
いつまでも、続きますようにと思いながら・・・

Life

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弱った体がよみがえる 人体力学

井本 邦昭
高橋書店
2011-12-10

体が錆び付いて行くとか、怖いなーと思って、つい手に取ってしまった。
痛いよぅって思うところを部分的に解消しても、翌日戻ったりするのは別の問題が潜んでいる=錆び付いてるよぅってことらしい。
背中の三角形が崩れてたり、肩が前傾している人はやったほうがいいと思われ。

Travel

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イタリア (トラベルデイズ)

昭文社
2012-07-09

この値段でこの内容はお得な気がしたので、いつか買う。

4847019814

台湾のたびしおり

ayaco
ワニブックス
2011-03-27

中学の頃、スケッチブックで似たようなものを作らされた。
すっごく時間はかかったけど、楽しかった。
今、マスキングテープで 旅の記録とか残すのも、この頃の経験からかもしれない。

デジタルばかり頼らずにアナログを楽しむのも大事だなとすごく思った。

『iPhoneアプリ設計の極意』

読んだ経緯

DevLOVEで盛り上がっていたこともあるが、良本だと聞いたので手に取ってみた。

iPhoneアプリ設計の極意

「これから作ろうとしているアプリは、どんな具体的な問題をほかのアプリとは違ったやり方で解決するのか。」(p15)

既にアプリは世の中に他出しているので、TODOアプリを作る時だって、他との差異を考えるのが大事。

それをiPhone上で(where)実行したいと思わずにはいられないかどうか

明確なニーズに対するエレガントな解決策になっているかどうかが決めて。筋書きを考えなきゃいかん。

何かを組み合わせて作りあげる時には、ユーザの行動を想定して作ると、全てやり直しになる可能性がある。誰も経験したことがないものだからこそ、プロトタイプは必要になる。

と、深く読んでいたのだが、図書館で借りていたので、やむなく返却。

TOOL

  • iPhoneサイズのスケッチブック
    => イメージがつかみやすい気がするので欲しい。

紹介した本

iPhoneアプリ設計の極意 ―思わずタップしたくなるアプリのデザイン
Josh Clark 深津 貴之(監訳)

4873115027
オライリージャパン
2011-06-18
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『入門 HTML5』

HTML5とか勉強会30thにて、全体的にHTML5が理解できてたのか不安になり、入門書を手に取ってみた。
JSばかりで、こういう本を読むのは実は初めてだったりする。

入門 HTML5

この本は、HTML5が生まれた経緯から始まり、HTML5以前と5の見分け方、構造、主要な機能(キャンバス、ビデオ、位置情報、オフライン、ストレージ)に関する具体的な説明、と基本から実装まで幅広くカバーしてくれてる。特に、各章末に載っている参考文献は、全てチェックしたいぐらいだ。(一部、リンク切れしてたけど・・・)

参考文献 …

要約 …

第4章 Canvas

Canvasが実装されたおかげで、座標の位置が容易に取得できるようになった。

第5章 video

ビデオタグのおかげで、QuickTimeやRealPlayer、Flashなしに動画がWEBページで表示されるようになった。
ただし、形式やデコード方法が複数存在するため、ブラウザ間の互換性には別途対応する必要がある。
ブラウザは最初にsrcのtypeを見て対応しないことが判明したら、ダウンロードしない
=>ブラウザ対応として、それぞれのtypeと形式を書き連ねておく必要がある

第6章 geo

用途によって正確に取得する必要があるのか(近所の情報)大まかでよいのか(近隣の情報/県や区レベル)によって、実装方法は変わる。ローカルの位置情報を取得したり、JSで取得したり。また、IE対応として、Gearsやgeo.jsを組み込まなきゃ行けない/そもそも対応する必要があるのかという話もあり。

 第7章 storage

こっちにまとめました。

考察 …

ECサイトなどで部分的に拡大する実装にはcanvasが使われてたのかな。サイトを使っていて、ふと使いやすさを感じる時は裏でUXが設計されているのかな。偶然だったらどうしよう。
クレーム大国日本であれば、余計にUXは求められる と思うんだけど、エンタープライズだと途端にそうではなくなるってどういうことなのか・・・

『問題解決ができる、デザインの発想法』

問題解決ができる、デザインの発想法

この本に紹介されている「ビジュアル・ダイアリー」を本日から付け始めたいと思います!
↓のことですよぅ。

ビジュアルダイアリーの始め方

01 ルールを決める

いくつかの条件の自問と以前からやりたかったアイデアや最新メディアへの取り組み

  • 過去に印象的だった言葉から始める
  • テキスチャを混ぜて作ってみたい

02 決めた通りにやる

毎日少しでもいいからやる(創作=解放の時間が重要)

  •  時間がある時は凝って作ってもいいし、なければ、時間がない時だと思って手は抜かずに作る

03 連作する

気に入ったテーマがあれば、連日取り組む。その際は前日を踏まえながら。

04 公開する

見てもらう、見てくれる人の大切さ(全てを見せる必要はない)

wordpressに公開し、tweetします。

05 続ける

数こそが財産になる

06 良いアイデアを収穫する

仕事で困ったときにめくってみる

『新版graphic design』

新版 graphic design: 視覚伝達デザイン基礎

quote …

  • 「アイソタイプ」
    アイソタイプ例
  • 「トランスフォーム」
    :抽象的なアイデアや概念、言葉などを資格表彰に変換・移行させるとき、もっとも重要な視覚操作の原理となるべきものの考え方である。
  • 数百の文字より1つのロゴDesign、写真、キャラクターのほうが早く強く伝わる事は誰しも経験している通りである。
  • 書体、レイアウト、材質、印刷技術などのスキル、カメラマン、イラストレーター、CGアーティストなどのネットワークなどを縦横無尽に使ってコミュニケーションそのものをDesignしてゆく。
  • ブランドの絆づくりにおいて、デザイナーの果たす役割は極めて大きい。
  • 消費者のベネフィットを意識した携帯制や開け方の機能など、商品コンセプトを反映させたコンストラクションの要素も、その商品の大きな特徴となる。
    誰もがムリなく扱えるコンストラクションを開発するためには、素材から加工まで、さまざまな技術を集結する必要がある。

 

 

『イノベーション 5つの原則』

おすすめ度:★★★★☆
企業の事例やNABCのサンプルがあったため、より分かりやすかった。
新しく何かを始める時は意識して行いたい。

イノベーション5つの原則

イノベーション五つの原則

成功 = ニーズ x 価値創造 x チャンピオン x チーム x 組織化

  1. 真の顧客ニーズ
    :自分がおもしろいと感じる事だけでなく、顧客と市場にとって重要なニーズに取り組む
  2. 価値創出
    :価値創出のツールを活用して、顧客価値を迅速に生み出す
  3. イノベーションをリードするチャンピオン
    :「イノベーションを率いるチャンピオン」になって、価値創出プロセスを推進する。
  4. イノベーション・チームの構築
    :様々な分野の専門家を集めた混成チームにより、天才に負けない集合知を実現する。
  5. 組織の方向付け
    :あなたのチームを組織全体の方向性に合致させ、価値の高いイノベーションを体系的に生み出す。

エレベーターピッチのひな形

つかみ

  • 注意をかきたてる
  • 人は、物語やたとえ話、ユーモアに共感する。
  • 真に迫った話をすれば、印象に残る。
  • 同様に失敗談も共感をもたらす。

聞き手と価値提案とを結びつけ、好奇心や関心をかき立てる。

核心

  • NABC価値提案
  • 出来る限り数値化すること

結び

  • 次のステップ(次回のミーティング、融資、パートナーや社員の増員、人の紹介)に向けたアクション
  • 締めも気を抜かずに意識して行うこと。

quote …

  • p008
    イノベーションを引き起こすには、「創造性」が必要だ。「発明」も必要だ。
    さらに「技術」「ビジネスモデル」「製造プロセス」「デザイン」といった要素も必要だ。
    しかし、それだけでは十分ではない。
    イノベーションとは、新たな顧客価値を創りだし、市場に送り届けるプロセスである。
    何かを発明したとしても、顧客にとって新たな価値を創出し、実際の市場に導入しなければイノベーションとは言えない。
  • p 025
    顧客価値にフォーカスするとき、以下のような重要な問いへの答えを探すことになる。
    ・顧客は誰か?
    ・どのような顧客価値を提供するか、それをどにょうに測定するか?
    ・迅速かつ効果的、体系的に新しい顧客価値を創りだすために、どういった方法をとるべきか?
  • p 102
    N : 重要な顧客と市場のニーズ Needs とはどんなものか?
    A : そのニーズに応えるための独自のアプローチ Approach とは?
    B : そのアプローチの費用対効果 Benefits per costs はどうなのか?
    C : 費用対効果は、競合 Competition や代替品と比較して、どのくらい優れているか?
  • p 201
    「思慮深く、真剣に取り組む人たちが集まれば、わずかな人数でも世界を変えられる。
    それをゆめゆめ疑う事がないように。そういう人たちだけが、世界を変えてきたのだから」
    (文化人類学社 Margaret Mead)
  • p290
    イノベーションは、究極のチームスポーツである。
    すべての役割に、それぞれの分野で最高の仕事をさせれば、イノベーションを推進する前向きの力が生まれる。

note …

  • 欲しい職業に就きたい時は、価値提案を行う事。
  • 物事を提案する時は、NABCシートに沿ってみる。
  • プロジェクト・チャンピオン
    要件:プロジェクトへのコミットメント、チームワーク、企業責任、説得力のある価値提案を構築するプロセスへの関与、忍耐力
  • 価値提案(NABC)の重要性
    ・Need ニーズ
    ・Approach アプローチ
    ・Benefits per costs 費用対効果
    ・Competition 競合
  • エレベーターピッチはよく練習し周囲に伝染させる
    ・内容や伝え方は人の意見を聞きながら改良して行くべきだ。
    ・ただ現行を読み上げるだけのプレゼンテーションはいただけない。
    ・練り直し、書き直し、やり直すというプロセスを繰り返す事だ。
    ・進めながら手直しをして、練り上げて行こう。
    ・あなたのビジネスや仕事について知らない友人が、あなたの説明を理解できるかどうかが問題だ。
    ・熱意はパワーを増大させる
    ・熱意=信念、チャンピオンの証
    ・大げさに振る舞う必要は無い、控えめでソフトな口調で語る

think …

久しぶりに、マインドマップにまとめてみたいと思った本でした。
でも、それだとダメなのです。
何がというと、まとめた後に使えるツールにはならないという意味でダメでした。

その結果、wordやkeynoteにテンプレートとして、作成しておくことにしました。

最近は、何かを始めるときに、その結果を集約知として管理&利用することに 興味があります。
仕事以外で使う時間は限られているのだから、「より重要なこと」に時間を使えるような工夫。
また、それを行うための環境(人と人が集まったときに居心地の良い場所、発言のしやすさ、アクティブな参加という意味合いで)を整えたいと思っています。

昨今、もはやバズワードに近いように思える「イノベーション」という言葉、
エレベーターピッチが完成するまでは極力時間を省くようにする、そのキーが集約知なのではないかと思うのです。

何かを新しく創る時は、誰かに対して価値があるかどうかを意識するという姿勢でいきたいと思います。
昨今、自分が面白いと思っているだけのものばかり世の中に溢れているような気がします。